合体!JOGコンポ発進せよ!解体編

文:KEN☆KUN

[気付いちゃった人]

ある日のことだった。モトコンポに乗っていて「とんでもなく遅い」ことに気が付いた。イヤ正確には今まで気が付かないフリをしていたのだが気付いてしまったのだ!!
全開くれてやっても35kmしか出ないモトコンポを速くするべく改造するには、太古の昔デイトナから発売されていたとされる伝説の72ccボアアップキットを組むかエンジンを乗せ替えるしかないのだが、ボアアップキットは販売終了だしエンジン乗せ替えは「失敗したらど〜しよう(-_-;)」なんて考えて踏み切れなかった。
このやり場のない苛立ちをインターネットにぶつけたら出てくる出てくるモトコンポのエンジン乗せ替え記事が数十件!!
こんだけ同じこと考えるバカがいるんだからきっと上手く行くだろう。

[犠牲車がやってきた☆彡]

で、さっそくJOGをゲットしてきた。
しかもJOG90!
しかし、JOG90と言いながら82ccだったりもするがモトコンポと比較して最高速度が速い!モトコ比べると海上保安庁の高速艇と北●鮮の漁船くらいの違いだ(どっちがどっちかは国家反逆罪に抵触する恐れがあるから明言は避けるが…)。
12Vで電装系が強い!セルスタートが付く上にクラクションも鳴るのだ(笑)
ディスクブレーキが付いてくる!これはカッコイイぞ!!
と言うように数えだしたらキリがないくらい高性能なのだ。
スクーター界最強の呼び声の高いJOGで、しかも全開走行してもオマワリから追い回されない黄色ナンバー。しかもネットで調べたところ「昔のメットアウトの縦置きエンジンのJOGならモトコンポにほぼポン付けできる」と出てたから購入後半月にしてドナーと化す。
作業場にする物置は、あーちゃんの家電が所狭しとひしめいていて伏魔殿状態。スペシャルセルフサービスで片付けてもらった。
で空いた物置にモトコとJOGを押し込む。一見すると車庫保管されてるようにみえるが………ここはエリア51だ!!(いや、レストアガレージ37564(ミナゴロシ)か?)


[とりあえずバラしてみました]

スクーターをバラすための第一歩「ドライバーを左に回すようにバラすべしッ!!バラすべしッ!!バラすべしッ!!」と分解していく。
スクーターの剛性はプラ部品で成り立ってるみたいだ。鉄の背骨とプラ(ABS樹脂かな?)の肋骨で構成されていた。
で、JOGのエンジンをなんとか取り外した。スロットルワイヤーが生えてるキャブは本体の方に残して、オイルポンプと繋がってるオイルタンクはエンジン側に来ている。
エンジンを外した残骸は激しい泥棒にでもあったかのようだが(汗)
続いてモトコを分解。
ここで小アクシデント発生。U字ロックを吊り下げてたアイボルトが外すときにねじ切れた!アイボルトは鋳造製だから転造で作られてる普通のボルトよりもず〜っと弱いことを身をもって教えてくれたのだ。緩めるときに折れたボルトは締めるときに折れたボルトよりも始末が悪くてモミ取る以外は除去できないのだ。まぁすぐには困らないからそのうち何とかしよう。オイルドレンボルトが折れ込んだまま走ってるバイクもあることだしネ
モトコのエンジンハンガーボルトを緩めるときにも小トラブル。セルフロックナットが緩まない(;_;)。かすかな記憶と独特の艶消しブラックがPOR-15で塗り固めたことを物語っている。まさかここまで強力に接着されるとは思わなかった。こんな時にはセルフロックナットにメガネレンチを架けてパンタジャッキで回り止めをする。そしてボルト頭にもメガネレンチを架ける。しかる後ボルト側のメガネレンチを渾身の力で踏むぅo(>_<)o
あぁ2台の実用車が2台分の廃車に生まれ変わった(涙)。何て言うか「王大人死亡確認」って感じだ(号泣)

2台のエンジンを比較してみるとJOGのが2回りくらい大きいか?キャブとエンジンハンガーの位置関係がモトコとJOGとで逆になっている。これはヤマハとホンダの違いのようだがコレが後々まで引っ掛かってこようとは夢にも思わなかったことでごさいます(つのだじろう風に)。
上がJOG、下がモトコンポ。って見りゃわかるか。




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