TL1000S
ZZR1100と散々悩んだが、どこかのイベントでスズキの社員にも「レアですね」と言われてしまうほどのマイナーっぷりに惹かれて購入。
まぁツインなんて他人様のバイクを借りてちょっと乗っただけなんで、ほとんど経験なかったから乗ってみようかなってのもあったし。
本当はマイナーチェンジ後のモデルが欲しかったが(クランク等に変更を受けてるようだ)、見つかったのがちょっと緑がかったメタリックな金色という、いかにもスズキらしい素敵なセンスのカラーだったので、仕方なく初期型も視野に入れて探した。
そしたら国内モデルにレムスのスリップオンを付けて、フルパワー化したブツを発見。
国内モデルの方は、エキパイがステン(逆輸入物はスチール黒塗り)なんで、ちょっとだけ高級感がある。
というわけで、他に良い出物もなかったんで、これに決定。
さすがにマイナーだったか…
しかし一つ心配事。
ツインは消音が難しいらしく、マフラーを交換すると凄まじい音になると聞いていたんだが、このTLはどうなんだろうか?
というわけで入荷次第店に赴き、音を確認。
…やべぇ。音、超でけぇ。
近くの店員との会話も困難だorz 腹に響きまくってる。
シンプルなデザインに狼のマークが入って、見た目は凄く好みなんだが、この音は凶悪すぎる。
でもマフラーをノーマルに戻したらフルパワーじゃなくなるし、しかもどうやらこの状態でコンピューターをセッティングしてあるみたいだし…(TLはインジェクション)
そんなことで悩んでたら、店員から天の声。
「ノーマルのサイレンサーもお付けします」
うし、決定w
とりあえず今の状態のまま購入して、やっぱり音に耐えられなくなったらノーマルに戻そう。
って、よく考えたら輸出モデルのサイレンサーを手に入れればすべて解決?
そして置く場所と維持費の問題で、長年連れ添ったSDRをドナドナ。ちょっと寂しい…
さて、2ちゃんねるで「変態」と親しまれる(?)スズキが、史上最強のツインというコンセプトで開発したマシン。
ユーザーからは「走る実験台」とか言われてるようだw
開発者の一人も「万人受けしないのは判ってる。だったらパワーを出せばいい」なんて言ってたみたいだし。
とりあえず色々と覗き込んでみたが、整備性最悪。ちょっと見ただけでは自慢のロータリーダンパーの減衰力調整どころか、エンジン前バンク側のプラグ交換の仕方すらわからない始末。
さすがスズキだ、やるな。
ツインのバイクとは思えないくらい車体がでかい。やたらとタンクにボリュームがある気がするが、これがスズキ流か?
せっかくエンジンがスリムなんだから、もうちょいスマートなデザインでも良い気がする。
まぁこれはこれでカッコイイから別にかまわんのだが。
どことなく仮面ライダーっぽい。
というわけで休日を利用してさっそくツーリングに出かける。目的はTLの感触を確かめるのと、キツ目の前傾姿勢に体を慣らすこと。
まぁ調子乗りすぎて白バイに説教くらったがな(泣)
青いサイン色紙に俺様のプレミアサインを記入後、白バイのおっちゃんとしばらくバイク談義。
こうやって話すと普通のバイク好きなんだなって感じる。制服着てなきゃ良い友達になれそうなんだがな(嘘)
まず気付くのは、アクセルのレスポンスがすげぇ。手首のスナップにエンジンが即座に反応する。これはちょっとクセになりそうだ。
初期型はトルクが薄いせいかよく低回転域でエンストすると聞いていたが、今までトルクを語る以前のバイクに乗ってたので、今のところは大丈夫っぽい。
そういう意味では、鍛えてくれた今までのバイクに感謝。
SDRと比べるまでもないが、凄まじいパワー。正直アクセル全開にできねー。実際そんなことしたら、あっさりフロントが浮き上がっちゃうみたいだがw
まぁそんなに飛ばさなくてもツインのドコドコ感が楽しかったりする。振動で手が痺れてくるけど。
あと、これは仕方ないかもしれんが、すげぇ熱い。エンジンに直接跨ってるんじゃねぇかと錯覚しそうになる。これはちょっと対策を考えたいところだなぁ。
冗談抜きで太ももが低温火傷起こしそうだ。
調整次第だと思うが、前後ともサスが俺には硬すぎるかな。SDRがへにゃへにゃだったってのもあるが、地面からのショックを吸収しきれてない気がするし、操作のキッカケが作りにくい感じ。それでもわりとヒラヒラ倒しこめるけどね。重心が高めなのかな?そういう設定にしてるっぽい。
シフトのフィーリングは今まで乗ったバイクよりも(少なくともカワサキよりは)スムーズに入る。しっかり作られてる感じがする。
そういやおまけでサイレンサーの他に国産ノーマルCPU・国産仕様メーター・エキパイ・シングルシートも貰った。
シングルシートは嬉しい誤算だが、他のおまけはまさに誤算。特にエキパイって…なぜ?。スリップオンじゃなかったのか?
まぁ貰えるものはとりあえず貰っとくけど…
正直クセが強すぎる気もするが、これこそがこのバイクの持ち味なのだろう。
しばらくはヘッポコオーナーにお付き合い願いますかね。
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