不死鳥伝説


ある日の勤務中、我がFDで晩飯買出し中にエンジンルームから奇妙な音がすることに気付く。
一応助手席に乗ってた会社の人間に確認
俺「なんか変な音しねぇ?」
隣「実は俺も気になってました」
店に着いてからボンネットを開けると「ガラガラ」というか「ゴロゴロ」というか表現が難しいが、シャフトにゴミが噛んだまま無理矢理回ってるような音がする。
ただ買出しが済んで会社に着く頃には音が消えていた。
しかし聞いてるだけでも精神汚染を食らいそうな音なので、翌日ディーラーへ持ってくことにする。

…ディーラーが休みだったりするわけだが。
ついでに立ち寄った板金屋にも「今、車がたくさん入ってて作業できない。来週なら大丈夫だと思うが?」とか言われちまうし。
そういや去年(いや、一昨年か?)の冬コミ後には、サージタンクのガスケットとソレノイドバルブがいかれて、3000rpm以上回らなくなったな。

以前から薄々感じていたが、何者かが俺の快適なカーライフを邪魔しているようにしか思えない(被害妄想)。

その翌日にようやくディーラーで見てもらった。
原因はエアポンプ。
エアポンプはアッセンブリー交換になるそうで、ちょっとヤな予感がしつつも見積もりを出してもらう。

エアポンプ 93,100
Vベルト    3,500
Vベルト    3,750
工賃     7,500
消費税    5,392
−−−−−−−−−−
合計    113,242 (単位:円)

…え?
あぁ払うさ!払ってやるさ!(想定外の高額っぷりに、ちょっと壊れ気味)

その後買い物やら洗車やら済ませての帰宅途中、いきなりエンジンが吹けなくなり力を失う。感覚的にはSDRが走行中に失火していきなり止まるのに似てる(わけわからん例えだな)
そしてミラーで後ろを見ると、マフラーからの白煙で後続車に煙幕攻撃かましてるし_| ̄|○
またディーラー行かなきゃ…

翌日、某ポートメッセで秘密のイベントがある日だったが、その前にディーラーへ車を持ち込む。
道中何度もエンストしそうになり、オーバーヒートランプ等やばげなランプ点きっぱなしだったが、ヨタで鍛えたアクセルワークでだましだまし走行し、なんとかディーラー到着。

原因:1ローター死亡(合掌)
対応:エンジン載せ換え

…マジ?
長期入院決定(泣)

詳細は出してないが、この時点での見積もり額は約60万円(ちーん)
程度の良い中古のFCが買えてしまう値段に正直ビビる。

後日詳細な見積もりを出してもらうことにして、とりあえず代車を借りてイベント会場へ向かう(笑)
イベント会場で散々ネタにされたが、密かに「おいしい」とか思うあたり、自分がダメ人間であることを再認識。

見積もりが出るまでの間に「いっそのことFCに乗り換えるか?」とか「初期型のインプとかに乗り換えた方が安くて楽しく遊べるんじゃないか?」との雑念(?)が頭をよぎったが、「このFDが今まで約8万km走ったから、またあと8万km乗れるってことだ」と強引に納得。
それに、FDは憧れの車でもあるので(FCもそうなんだが)結局直すことにした。
まぁ問題のエアポンプやオルタネータ、ブッシュ類もすべて新品になるのでまったく無問題。

そして約3週間…


FDふっか〜つ!!
オルタネータや問題のエアポンプ、Vベルト等すべて新品(嬉)
写真じゃ全然わからんな…
なんかエンジンのかかりからして違う気がする。
排気量上がったんじゃねぇか?ってくらいパワーとトルクを感じるしな。

そして、せっかくエンジンが(ほぼ)新品になるので、ついでにこんなものを入れてみた。

はい、スピードメーターがおかしなことになってます。
気のせいか「0」の位置がずれてるような?
まぁ別にいっか(爆)。300km/hまで刻んであることが重要なんだし。

そして距離計が素敵なことになってる。

「中古車なら前オーナーが慣らしをしてくれたのに」なんて考えてる俺としては、正直慣らし運転が面倒だったり(爆)
でも「慣らしはオーナーの特権」と思い、しばらくは慣らし運転を楽しむことにしよう。


PIVOT製スピードメーター
350km/h表示&スピードリミッター解除くらいしか機能がないんで素敵に安い(重要)
まぁ一応タイム計測とピークスピード表示も可能なようだ。
しかし、こやつの箱の横っ面に「VITAL FORCE A HAPPY COCKROACH」って黒い悪魔の絵が描いてあるのはなぜだ?
しかも結構リアルだし。
MAZDA SPEED製300km/hメーターでなくても、これがあれば180km/h以上(しかも正確)が表示可能だったりするが、まぁ生まれ変わったってことで(?)。


FDに水温計は必須ってことでGET
純正ほど当てにならん水温計もないからな。
デザイン的にはDefiでも良かったんだが、値が張るしコントロール・ユニットがいるし、なにより流行りすぎ(重要)
やはりマイナー好きとしては、普通の人から一歩ずれた選択をしないとな。
コンピュータとハーネス周り
こやつは機能的にはなんの不満もないし、なによりコンピューターに配線するタイプなので、エンジンルームに手を突っ込んで配管する必要がないのが素晴らしい。
まぁデジタルメーターもそうだったが、コンピューター周りは作業スペースがあまりないんで、結局苦労はしたわけだが。

水温計のイルミ用コード。
普通はオーディオのハーネスから取るのが一般的らしいが、オーディオ外すのが面倒なんでパス。
今回はフォグに来てる線から取った。



テストも兼ねてドライブ。イグニッションON時の水温計の動きが素敵。
やはり追加メーターは気分がいい。ただ水温計の数値が、渋滞にはまるとすぐに100℃を超えるんで心臓に悪い。
日本人は神経質な人が多いんで、ノーマルの水温計はワザと動きを鈍くしてあると聞いたことがあるが、たしかにこりゃ気になるなぁ(REだから余計にそう感じるのか?)



…なんて考えながら某イベント後に中川コロナで遊んだ帰り。
って、またイベント日かよ。

駐車場でHAZMAT氏とダベりながらアイドリングしてた。
その時に「FDはノーマルでも真夏の渋滞にはまるとオーバーヒートしそうになるよ」って話をしてたら、突然アイドリングが妙な振動を伴って低くなった。
この時軽く「ん?カブったか?」なんて思ってたら、右フェンダー付近から水蒸気みたいなものが「プシュー!」なんて素敵な擬音を発して噴出し、エンジン停止。
そんな!?水温関係を話題にしてたらホントにオーバーヒートしたか?と思って、ボンネット開けてもう一度エンジンかけてみたら、今度はすぐに水蒸気っぽいものを噴射してストール。
ヲイヲイ、エンジン載せ換え後、走行距離89kmで死亡かよ…_| ̄|○

色々調査中にHAZMAT氏がオイル漏れらしきものを発見。
ってか結構地面にたれてて、ちょっとした水溜り(オイル溜り?)みたいになってる。
あちゃー、詳細は不明だが原因はこやつっぽいなぁ。
ドレンボルトがどうなってるか見るためにジャッキアップしたが、よく考えたらジャッキだけで支えた車に潜る勇気はないので、結局わからずじまい(バカ)

さて、JAFに電話(泣)
ついでにディーラーにも電話して、状況次第で車を持ち込むことを伝える。ディーラーはすでに営業時間外だったが、快く(?)応じてくれた。

で、JAF到着。状況を説明して色々調べたが、やはり「ディーラーに持っていきましょう」

ディーラーはすでに時間外なので、車だけ預けて代車を借りてきた。
ちなみに代車はまたもデミオ。しかも今回はグレードアップしてキャンバストップだ。デミオが体に馴染んできた。

うむ、おいしい…いや、きっと何者かが俺の人生設計の邪魔をしているに違いない。

翌日退院したが、結局原因不明だし。
なんらかの原因でレベルゲージの口からオイルが噴出し(オイル入り過ぎ?)、それがプラグ等に付着(ロータリーはレベルゲージの下付近に点火系がある)してリークしたんではないか?との見解。
まぁいいや。今はちゃんと走ってるし(爆)

いやいや、今回は貴重な体験をさせてもらった。
もう当分はこんな体験できないだろう。
そう考えるとこういうトラブルも楽しく思えるな。





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