KEN☆KUNによるハンマー製作レポート。


握力ハンマーを作ろう!


【握力ハンマーとは?】

握力ハンマーとは握力を強化する器具です。一見してハンマーのような棒の先にオモリを取り付けた物で、オモリの付いていない方を死ぬ気で握り手首を使って振り回して握力・手首・前腕筋を効果的に鍛えます。
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もちろんホームセンターで売ってる普通のハンマーでもOK

握力トレーニーやアームレスラーが特訓に使うので格闘技専門店などには売っていますが、深夜にやってる通販番組なみにお値段が張る割に単純な器具なので、粗悪な模造品を作る悪い子ちゃんが後を絶たない。
そこで、このコーナーでは「彼はこうしてコピー商品に手を出した」と題しまして、悪の海賊版商品が作られるまでをレポートしたいと思います。


【これが始まりだった】

KEN☆KUNの本業(無許可の産廃処理業みたいなものか?)で古いテーブルを処分することになった。
なにぶん古いもんで作りが異様にしっかりしていて天板がネジ込みになっていたのだ。
美術品の展示とかに使ってたらしい
上司に「解体しときやす」と告げ電動ドライバーと切断サンダーを駆使して
ナットは鋳物だがネジは鋼鉄だった
こんなステキなネジ&ナットをゲットしました。
無ければ機械ネジ専門店に行ってM25のボルトを買ってくればOKですが、省資源・リユースの精神を重んじる産廃関連業としては捨てるのがもったいないのと、何せコレはタダなもんで!


【加工は力技】

拾ったネジは25mm、手持ちのパイプは25mmと34mm。
パイプの先端にネジを固定したいので
「親亀・子亀・孫亀」状態
25mmのパイプを割ってネジに巻き付けて34mmのパイプに差し込むことにしました。

作業用建屋のブレーカーを幾度と無く落としながら強引に溶接していくのだが、BUGの使ってるダンベルが30mmだと聞いて34mmパイプでは安定しなさそうなので
何となくサンドブラストかけてみた
たっぷり溶接棒を使ってフランジを作ってみました(コレもブレーカーが怖い作業です)。


【握力業界のお約束】

「自作の握力強化グッズのハンドルは50mmくらいで作る」ってのがこの業界のお約束。
で、だいたいの場合コーヒー缶を使うのですが、ダンベルみたいな串刺し型じゃないハンマーはスッポ抜けの心配があるので
この裏方さんの力は偉大です
タッピングネジで回り&抜け止めをして、ガムテープでふたをしてパイプの中に固定に使う樹脂等が入り込まないようにしておきます。

コーヒー缶はパイプを突き刺せるようにフタを開けますが、缶切りで開けると側面の塗装が削れるので
指を切らないように注意
四方八方に金切りバサミで切込みを入れてパイプを通します。

固定&握り潰し防止に樹脂などを流し込むのだが、今回は石膏を使いました。
絵的には牛乳とキムチだが、キムチの容器に石膏が入ってて牛乳パックで練ってました
この石膏、レトロな素材だが面白い特性で硬化時に膨張するから後で缶がペコペコするのを防止できるのと、効果が物凄く早く臭いがでないので注目の素材です。
また何と言っても「安い」のが嬉しい。特にKEN☆KUNは以前勤めていた会社が石膏を作っていて、廃棄予定の不良在庫を少々持ち出していたこともあり、身銭を切る必要が全くなかったのが嬉しい。

しかし、石膏にも衝撃で欠けたりする弱点があるので外と接する部分は樹脂系の素材で補強したい。
流動性と在庫の兼ね合いからFRP補修用のエポパテを流し込むことにしました。
牛乳パックを練り台に使ってます。
このパテが固まれば完成です。

【使ってみたら】
う〜ん、少々長かったか?
でもきっとBUGなら大丈夫!
モデルはKEN☆KUNの自称カモシカのような前脚

【そして最後の最後に】
今回の缶は…………
オシオキだべ〜
「スカポンタンドリンク」でした(笑)







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