シフトとミラー


さて、私は実車を見て数時間悩んだ末(たったそんだけ悩んだだけかい<俺)購入を決定。
しかしいくらプレミアがつこうが、所詮は中古車。私の理想そのままというわけにはいかない。
たいがいの部分は妥協、または後でいいやって感じだったんが、どうしても堪えられないところが2箇所あった。
それがシフト

とミラー。


特にシフトノブはなつかしの水中花(!)。こいつは納車されたら真っ先に交換しないと、私の精神が崩壊してしまう。
で、気に入ったシフトノブを見つけるためいろんな店を旅するわけだが、これがなかなか見つからんのですわ。
見つかってもなんかデカイ、ネジの径が合わない(この問題はKEN☆KUNによって解決するんですが)、金が無い等どうもうまい具合にいかんす。
悩んだ末、暫定対応として以前CR−Xに使っていたシフトノブを使うことに決定(本当はこいつもヨタ8に合わない気がしたが、水中花よりは数千倍マシ)。

しかしこいつも問題が無いわけじゃない。こいつもネジの径が会わないのだ(そもそもヨタ8はM8*1.25という小さいサイズで、現在の主流はM10*1.25とかM12とかばっか)。
そんなときKEN☆KUNからネジの径なら修正できるよ、との情報が。
さっそく仕事を依頼(以下の文はKEN☆KUNからのメールより)。

今回使用した材料:与板利器工業(株)「エンザート(アルミ・鋳物・プラスチック用)」
○ねじ径8M ピッチ1.25
下穴ドリル11.0mm 下穴深さ18.0mm
入数 4
市価700円+tax

預かりのシフトノブはM10のねじが切ってあった。これがM12だった場合、今回の加工方法は使えないので随時ご相談下さい。あらゆる状況からでも最高の強度を引き出します。

本編。今回の加工の全容:預かりのシフトノブを見ても何mmのねじか判断がつかなかったから10mmの丸棒でつついてみると中まで通らない。まぁまず10mmだろう。10mmのねじなら下穴は8.5mm、8mmのねじがスカスカなのも当然だ。
ホームセンターにてねじ込みスリーブを探す。今回は蟹江の「ジャンボエンチョー」にて購入。
いや〜。モトコンポは楽しい。ついでにガソリン入れてこっと!
下穴11.0mmか……。ドリルはあったっけ?今回一回の使用に設備投資するほど恵まれてないので「なんとかなるよ(vc丹下 桜)」と自分に言い聞かせて帰る。

……無い。10mmはあるが11mmは買ってなかった。まぁナイロン樹脂だし半径0.5mmくらい通らんかな?久々のボール盤を引っ張り出して10mmで可能な限り深く切る。
埋め込みはM8のキャップボルトにナットを付けて六角レンチを使用。エンザートハンドルなる専用工具もあるのだが前出の理由により(丹下 桜さんに止められて)購入しなかった。

入りません。そっか〜、半径0.5mmでも直径1mmだもんね〜。丸いから外周全部が突っ掛かり全然ダメでした。
11mmの穴を格安で明ける方法を考える。自分のならリューターで広げるが預かり仕事に手抜きはできない。
そうだ!前の会社に行こう!でも日曜日だし勝手に門を開けて入ったら不法進入かも?
まぁセキュリティーも全部知ってるしなんとかなるサ。
モトコンポでは遅いのでKSRを出す。バッテリーが怪しいので水面をチェックする。水ではないらしい。キ〜ック!き〜っく!ダメっぽい。テージ君で行くことにする。
会社(辞めたけど…)に到着!門が開いてる。不法進入は回避できた。
工房に入ると懐かしい人に出会えた。ちょっと嬉しい(仕事のグチに話が弾む)。
11mmのドリルもあったので早々に加工を済ませる。
エンザートを埋め込んでみると気持ち良く入っていく。結論としてはクスリは処方箋をよく読んでから飲もうってコトだ。

「シフトノブは短い方が良い」の理論に基づいて限界まで埋め込む

シフトノブのネジの基部のナイロンに阻まれて、これ以上ねじ込めない。
努力はした!充分にした!(と、自分に言い聞かせる)。

後は実際に取り付けて合いを見るだけだ。長い分には諦める。短すぎるのならスペーサーを挟み込むしかない。

会計:
材料費…700円
消費税…35円
加工費…容赦なくタカるタバコで対消滅して0円
合計…735円

うーむ、毎度ながら頼りになる。
んで実験としてKUN☆KUNのヨタ8につけてみて感触を確かめる。
うーん、俺的には握りやすくていいけど、デザイン的にヨタ8に合わんような…。


まあ、水中花より悪くなることはないのでしばらくはこれでいくことにしよう。
後はこの夏は火傷するほど熱くなり冬は手に貼りつくほど冷たくなるクロームメッキのこのシフトノブにいつまで堪えられるか、だな。

さて次はミラー。こいつはさすがに店では見つからんので、素直にヴィンテージに交換を依頼。カタログから似合いそうなデザインのものを選択。
しかし実際に来たミラーを見てちょっとビビる。結構デカい。ヴィンテージの人も予想していなかったらしく、私と二人で「どうしよ?」
でも気に入らなくても返品はできないらしいんであきらめて付けてもらう。
まあ、付けてみたら結構似合ってたんでこれでよしとする。

しかし今まで教習者以外にフェンダーミラーを見たことが無かった為、どうも感覚が掴みにくい。まあ、話によるとフェンダーミラーの方が視認性はいいらしいんでそのうち気にならなくなるでしょう。



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