ビューティフル・ノイズ


たな氏よりアルパインのスピーカーをいただく(多謝)も丁度梅雨に突入して作業できず(ガレージ欲しい…)。
しかし久々にカラっと晴れ上がったので、バイクでひとっ走りした後作業開始。

ご開帳。

あまりの暑さに車内の空気が陽炎となって立ち上る。
一気に汗が噴出し、群がる蚊との格闘開始。

一皮剥くとこうなる。

内装を外す過程の写真撮るのが面倒だったんで割愛。
そうそう、FDの内装はデザインを損なわないようにする為なのか、スイッチの裏にビスが隠れていたり、柄の短いドライバーじゃないとビスが回せなかったり、ビスに蓋を被せてあったりするが、よく見れば簡単に外せる。

ヨタに比べると複雑で外しにくい(当たり前か?)。しかしヨタのように中身を見てビックリってことはないだけ安心か?
そういやこのFDの前オーナーがキーレスのユニットを付けていたようでドアの中にユニットが残っていたが、外すのも面倒なので今回はこのまま放置の方向で。

スピーカーの土台ごとを外して、まず単純に交換可能か見てみた。

うーむ、コネクターの形が圧倒的に違う。しかも純正はスピーカーにコードがハンダで直接くっついてるし。
こんな形のコネクターなんぞ都合よく持ってるわけもないので、手持ちの備品からそれっぽい形の端子を探し、ちょいと加工して純正コネクターにはめ込む。

ヨタの電装系復活作業のためにしこたま買い込んどいた端子類が役に立った。

端子の問題が解決したんで「さぁスピーカー変えるか」と土台にスピーカーを置いてみたが、ネジ穴が合う合わない以前に丸っきりはまらない。
なぜ?とスピーカーを見比べた瞬間「こらアカンわ」。

奥行きが全然違う…。しかも土台側はまるでスピーカーを保護するかのような形になっているため、どうにもはまらない。
このままじゃ絶対はまらんが、もう端子も加工しちまったんで、すでに後に引けない状態になっている(戻れんことはないが)。
となると、やることは一つ。

さぁとりかえしがつかなくなってきた(笑)。
そして当然のようにネジの穴が合わないので、ドリルで適当に穴を開ける(正確には元々ネジ穴ではない穴をドリルで貫通)。
スピーカーを交換するだけなのに、何やら図画工作っぽくなってきた。まぁこれはこれで楽しいが。

長いタッピングビスで固定して「うっしゃ完璧」とスピーカーの枠をはめようとしたが、なぜかはまらない。
なぜ?と純正スピーカーと見比べてみたら、どうやらアルパイン製の方が微妙にサイズが大きいらしい。
しかし、ここまで加工して後に引けるわけもないので、とりあえず無理矢理枠を広げながらはめ込んでみる。
端っこをスピーカーに引っ掛け、もう片方を強引に引っ張る!
なんとかなるもんだ。枠が多少メキメキ言ってた気もするが。
かなり強引だったが気合があればなんとかなるという見本をお見せできて嬉しい。

ツィーターも配線して取付け。

この状態でちゃんと音が出るかテストしてみる。曲はビーマニUDXより「ABSOLUTE」。
うし、ちゃんと音が鳴る。もっともこれで音が鳴らなかったら途方に暮れること必至だが。

とりあえず完。しかし外観からはスピーカーを交換したなんてまったくわからんな…。ツィーターを見てかろうじて「何かしてあるんかな?」と思える程度か。


さっそく曲を聴いてみる。
俺自身それほど耳が肥えてるわけじゃないが、それでも違いがはっきりわかる。
以前はシャリシャリ言ってるだけだった高音や、ズンズン言ってるだけで音程がはっきりしなかった低音がしっかり聞こえるようになった。高音はツィーターのおかげか?
いや、すごいもんだ。はっきり言って良いオーディオ買うよりもスピーカー変えた方がよっぽどグレードアップしたのを体感できるんでは?と思ってみた。


お約束

作業中、ドアの内部で「カラン」と言ったかと思ったら、どこからともなく出現。よくよく眺めてみたが、どこにくっついてたのかまったくもって不明。
うーむ、困ったもんだ。
こういう作業をすると必ずと言っていいほどビスやナットが余るのはなぜだろう?




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