意味無しチューン:室内吸気編


ラリー等で見かけるエンジンルームから吸気用のパイプを室内に引き込んで、砂や埃を吸い込まないようにしてるのってありますよね。あれってカッコイイと思いません?つーわけで今回のお題はこれに決定(安直)。
実車はパイプが外を通って穴を開けた窓から室内に入っているようですが、さすがにそんなことはしたくありません(雨漏りしそうだし。というかそれ以前の問題)。というわけで今回はボディーの中を通してエアコン吹き出し口からホースを出すことにします。


さて、ボディーの中にパイピングしようってんですから、まずフェンダー回りをはずさないことには話が進みません。
はずすとこんな感じです。

はずす前はこんなもん簡単だ、とタカをくくってたんですが、いざ作業を始めると結構大変です。
フェンダーと一緒にくっついてるサイドバンパー部をはずすのはまだいいんですが、キビシかったのが、それほど強度を必要としない部分にラスティック製のアンカーが使ってあったことです。こいつがまた紫外線かなんかで劣化してるらしくパキパキ割れるんすわ。しょうがないんで、後でスチールかステンレスのやつを買ってきて交換することにします。つっても折っちゃってるんで交換もクソも無いんですが。

んで、ホームセンターへ行って必要なものを買ってきます(バラす前に行けって話もありますが)。

今回はエアクリーナーを室内に入れるためにボディーの内側を通すんですが、当然ホースが通るような穴なんて開いてません。ということでボディーにホースよりも径の大きな穴を開けます。
穴を開ける場所に目印をつけます。

で、つけた目印にそってドリルで穴を開けていきます。

ここまで来たらもう後戻りは出来ません。突き進むのみです。
たくさん穴を開けて、穴と穴の間をペンチ、ニッパー、金ノコ等あらゆる手段で切り離しいきます。適当な場所がここしか無かったんですが、どうやらここは鋼板が二重、三重と重なっていて、さらにこの穴が開いた奥にも鉄板があり、かなり苦労しました。

エアコン吹き出し口からホースを出そうってんですから、ダッシュボードをはずさなければいけません。
スピードメーターのケーブルや各種電装系のコネクター等により中々はずれませんが、根性で何とかします。なんたって後戻りはもう許されませんから。

この状態であとハンドルをはずせば全てはずれますが、まあ今回はホースを通すだけなんでこれでよしとします。
ちなみに室内からさっきあけた穴を見るとこんな感じです。

豪快に穴を開けたんで穴の回りがすごいことになってますので、グラインダーでバリをガンガン削っていきます。
で、いよいよホースを通します。

何気なくエアコン吹き出し口にホースが通っていますが、実はかなりキチキチです。しかもホースがゴム製なんで摩擦抵抗も物凄いです。ダッシュボードを削ってもよかったんですが、そうするとこの上にかぶさるパネルも削らなければならないため、無理矢理ホースを通すことにします。

さっき開けた穴ですが、このままだとバリを削ったとはいえやはりホースに傷がつきそうなのと、隙間から雨水が進入した場合、ボディー内部に水が溜まり、サビの原因となる恐れがあるので、充填剤で隙間を埋めます。

で、ホースの先端を吸気側に差し込みます。ちなみに吸気側の方は最初から穴が開いてました。

うーん、エアクリーナーがごそっと無くなったんで、かなりの隙間があります。なんだかいい感じです。

んで、あとはバラした各部を元に戻してひとまず完成。

うむ、凄いインパクトだ。見た目からして危険な香りがプンプンする。とりあえず何も固定してないんで非常に邪魔です。しかもこのホースのおかげでとても乗り降りしにくいです。

さて、となりに作業を手伝ってくれたKEN☆KUNを助手席に乗せ、さっそく試乗会。
エンジンをかけた瞬間からわかりますが、とにかく凄い音です。このとき吸気音を聞くためオーディオを切ってたんですが、そんなこと必要ありませんでした。最初からそんなもの聞こえません。車にはエンジン音、タイヤからのロードノイズ、排気音等、結構いろんな音が入り込むんですが、そんなもの微塵たりとも聞こえません。ひたすら吸気音です。個人的にはせっかくブローオフを大気開放してるんで、ちょっとだけその音を聞きたい気もしたんですが、聞こえないものはしょうがありません。
しかしなんと言うか、楽しすぎます。アクセルを踏まずにはいられません。ただし、かなりうるさいのでとなりに人を乗せるときは気をつけましょう。といってもどうしようもないですが

とりあえず完成ですが、こいつは現在ホントにただのホースなんで、近いうち先端にファンネルか茶漉し(またか)等、適当なものをつけたいと思います。





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