アーシング

文:KEN☆KUN

[そもそもアーシングとは?]

アーシングとはアースを強化して電気の流れを良くする理論で、普通の自動車の電装のアースはバッテリーの−端子をボディーに接続しボディーの鋼板を電線として利用するボディーアースを採用している。これによって生産コストの軽減をしているのだが、鉄は電気を通しにくいので鉄の電気抵抗分だけ電装部品に流れる電気は少なくなっている。
クルマが古くなってくると−端子との接続ケーブルの劣化やボディーの錆によって電気の流れはますます悪くなってくるので
@−端子の接続ケーブルを新品に替える
Aボディーアースを補助するように電装部品の近くから直接バッテリーの−端子にアースを繋ぐ
ことにより電気の流れを強化する。
これがアーシングの理論です。
ポイントは電気の流れの良い電線を使うことなのだが、自信がない人は汎用のパーツを使う(最近はホームセンターでも扱っている)ことを勧めるが、既製品はケーブルの長さがピッタリこないので回転部品との干渉とか材料の割に既製品は高いとか美しくないなどの重大な支障があるのでこのレポートを参考にして自作しよう。         


[今回の材料とかは?]



@アース線…
今回は8ゲージ(8sq)の青色被覆線を使用。カーオーディオの電源ケーブルなのでアース能力はバッチリですゼ☆

A圧着端子・絶縁スリーブ…
8sq6mmビス用の裸端子とスリーブを10個。5ヵ所からアースをとる計画なのです。

Bバッテリー接続端子…
オートバックスとかで売ってるやつなのだがアーシングに使うにはナカナカの優れ物。ボルト2本を使ってプレートを挟み純正アース線を固定するのだがこのボルトを使ってアーシング線を固定する。

C圧着レンチ…
Rigの新型。ギボシ/裸/被覆の端子を網羅した優れ物。まだ持ってない人はコレを探そう!!なんてったって裸端子は安いのだ。

Dビール…
正確には発泡酒に分類される。麦芽の使用割合を減らすことで酒税を減らす賢いやつです。しかし味が軽いからアイラモルト・スコッチのストレートをこよなく愛するKEN☆KUNには物足りない。


[今回の実験車は?]



KEN☆KUNの今の愛車。13万kmを走破したTodayだがホンダのエンジンは不死身のようでメチャクチャ元気に走ってます。
(何気に一本ワイパーなのがカコイイ/BUG)

[実際の作業は?]



アース線の被覆を剥いで→スリーブを通す→それから圧着端子を圧着する。この順番が大切。圧着端子はあらかじめレンチに噛ませておくのが通なやりかたです。あとは古いアース線を外してバッテリーから直接アーシング線を各所に繋いでいくのだ。


[首尾は?]



だいたいこんなんになります。途中で圧着端子をエンジンルームに落として作業が中断したが、後日ラジエーターのリザーバータンクを外すことで回収できました。
純正のボディーアース線を撤去。そこに2ヵ所と新規にボディー2ヵ所とシリンダーヘッドに1ヵ所。ヘッドは点火強化を目論んでます。


[作業が終わった感想は?]

3000円くらいの作業なのにトルクの向上(アクセルを踏まなくてもクラッチが繋がるようになった)と電装系の強化(遅れ気味だったカーステの時計が正確になった)を確認できた。
今は14km/g以上の素晴らしい燃費で近いうちに材料費の元を取ることだろう。


[お勧め度は?]

安い!!簡単!!安全!!効果がある!!と言うことてみんなもマネしよう♪今回は圧着レンチが5.5sqまでしかなく8sqを無理やり圧着しなくてはならなかったが大きな圧着レンチがあればもっと太いケーブルを使いたかった。
太くなれば作業性が悪くなるからアース容量によってケーブルを使いわけると良いかも?





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